6月の課題図書


6月の課題図書(6月14日放課後テスト)は以下の2冊です。

  江戸川乱歩著『江戸川乱歩傑作選』


江戸川乱歩の名前は、アメリカの小説家エドガー・アラン・ポー(こちらもそのうち課題図書にしますね)をもじったものです。

乱歩は、日本初の探偵小説を書いた人で、名探偵明智小五郎の生みの親でもあります。小学生のときに、少年探偵団シリーズを読んだ人も各クラスいるようですね。

この『江戸川乱歩傑作選』は、乱歩初期の短編9編を集めたもの。

「人間椅子」を読めば、比喩ではなく、ゾワッと鳥肌がたち「ギャー」と叫びたくなります。

 

  小川洋子著『ミーナの行進』

ポチ子の背中に乗って、学校に通うミーナを想像してみましょう。

色とりどりのマッチ箱のコレクションを想像してみましょう。

何も起こらない日常が紡がれているように見える物語ですが、実はそんなことはありません。日常に潜む小さな綻びや悲しみ、喜びは、言葉にするとこんな風になるのだろうな、と思わされます。

退屈で、静かなミーナの世界はみなさんにはどう映るでしょうか。