スタサプ山内先生講演会(その①)

昨日のLHRでは、スタディサプリ数学講師の山内先生をお招きして、お話を聞きました。 
ふだんは画面越しに見ている山内先生が目の前で語りかけてくれて、その第一声から、皆さん引き込まれるように夢中で話を聞いていましたね。
なぜ勉強をするのか、真の学力とは何か、また、学校という場の大切さや、その環境を自分の成長につなげるためにはどうしたら良いのか…など、たくさんの貴重なことを、熱く、分かりやすく、わたしたちに教えてくださいました。
下を向かずに山内先生の話を聞いてほしかったので、昨日はメモなどは取らずに聞いてもらうことにしました。それでも、みなさんの書いた感想を読むと、山内先生の言葉ひとつひとつを、しっかりと受け止めて心に刻んでくれたのが分かりました。
ほんの一部ですが、感想を紹介しますね。(明日以降もアップする予定です!)

●山内先生が言っていた「説明が最高のアウトプット」という言葉が、刺さりました。私は英語が苦手なのですが、確かに文章が書かれていたときに、文法などについて説明ができません。それに対して、比較的得意な科目は、他の人に聞かれたときに説明したり、ノートに疑問を書いて後でそれを解決するために家でもノートを開くなど、先生が言っていたインプットやアウトプットをやっているのに気が付きました。高校受験の時お世話になった数学の塾講師も言っていました。「教科の得意不得意っていうのは、結局自分の感心」それは、私の現状の成績にも現れているよう思います。勉強がどんどん難しいものとなっていく今、山内先生が言っていたインプットアウトプットを意識して勉強していこうと思いました。(1組女子)

 ●先生の話を聞いて、テスト勉強のやり方を見直そうと思いました。私はもともとアウトプットをあまりしてこなかったので、家族や友達にアウトプットをしながら勉強したいと思いました。また、勉強を楽しんで授業を「受ける」姿勢を忘れないようにしたいと思いました。先生の「あなたひとり一人が世の中を変える可能性をもっている」という言葉が心に響きました。目の前にあるテストのためではなく、自分のために勉強できるようにしたいです。(2組女子)

 ●僕は、インプットとはただ覚えることで、アウトプットとはその覚えたことを外に出す作業だと思っていました。しかし、効率的に勉強をするにはそうではないということをこの講演会で知りました。山内先生はアウトプットとインプットは授業中に同時にやるものだと言っていて、僕はこの言葉が一番印象に残っています。これからは、この二つのことを同時にやるということを意識して授業を「受ける(take)」ようにしたいと思います。(2組男子)

 ●日頃の授業態度が、この先の自分の能力に繋がっていくということが分かりました。入試や定期考査の話より、日頃の学習への取り組み方を主に話されていて、附属生に響く話の内容でした。今日をきっかけに、自分は復習することにばかり気を取られていると気付くことができました。また山内先生の言っていたように、学校という場を最大限に活用できるような過ごし方をしようと思いました。ペアワークなどでは、相手に理解してもらえるような話し方を心がけたいです。ただ座っているのではなく、自分の考えを整理したり疑問を持ちながら、授業に臨みたいです。(3組女子)

 ●最後に仰っていた、「わたしは数学なんかを教えているのではありません。数学を通じてもっと大きなものを教えているのです。全ての科目に意味があり、将来や入試に役立つかどうかは関係ありません。教科を通じて知識以外の何を得られるかが大切なのです。」という言葉が強く印象に残りました。目前にある試験に必死になってしまいがちなので、根本的に必要なものを身につけていきたいです。(4組女子)

 ●今まで、教科によってはほとんど将来に活かせるものはないのではないかと思っていた。例えば、生物の構造を知ることで直接的にそれを活かせる職業は専門家などのごく限られたものだけだろう。しかし、今回の講演のなかでそれが間違いであるということがもっとも印象に残った。私はそういう教科は成績のためにと思って学習を重ねてきたが、今日からは自分のために勉強をしていきたい。(5組女子)

 ●今日の山内先生の話を聞いて主体的な学習というのが印象に残りました。インプットとアウトプットを繰り返して、頭の中に情報を定着させ、質の高い授業を受けようと思いました。また、授業を受ける時に友人と意見が違ったら、自分の意見を根拠を持って主張しつつ、相手の意見も理解して多様性を見出していこうと思いました。もし、授業中に疑問に思ったり、気になる事があれば、ノートなどに書き留めて、後で質問するなりしてみようと思いました。効率よく勉強するために授業のみならず、家でその日に学んだことを復習して反復して勉強しようと思います。(6組男子)

 ●私は数学が苦手で図形の問題や証明など将来いつ使うのかと思っていましたが、今回講演を聴き目を覚まされる思いでした。肩書きやプライドのために点数目的の付け焼き刃の勉強をしていたことが今とても勿体無い事をしていたなと痛感したと同時に、高一のいま、生涯を通して大切なことを知れて良かったなと思いました。いつもの授業も、古典や英語は勉強するたびに面白いなと思えるので、興味を持って授業を聴くことができるのですが、数学や化学は事務的に勉強していました。しかし、先生方は数学や化学の解法を私たちに教えているだけではないと今日気が付けた時に、先生方が授業を通して伝えたい事を汲み取ろうとしたことが今までにないと思い知らされました。授業を事務的にただ聞いているだけでは、何も本質的な成長は得られないばかりか、先生方にとても失礼な事をしているのだと気がつきました。先生方は、授業を通して社会の見方や考え抜く力、人と共生していく力など、今私が考えつくもの以外にも沢山のみちしるべを私たちに伝えてくれているなんて、教師という仕事は凄いなと思いました。また、先生方の思いを受け取ることのできる今はとても大切でありがたい時間なのだなとも感じました。授業を「聞く」のではなく主体的に「受ける」のだと今日の講演で学んだ時、授業だけでなくあらゆる物事に共通してそのような姿勢が持てたなら、私たちの人生はとても豊かなものになるのだろうし、より良い社会への一歩に繋がるのではないかと思いました。勉強をするときに、これを通して私たちに何を伝えようとしているのかを考え、今すぐには伝えたい事がわからなくても勉強を続けていく中で自ら気がつけるようになりたいと思いました。勉強に限らず、大人になっても大切な事を山内先生の講演の中から見つける事ができました。「あなた」に話しているのだと最初に言われた時、中杉生に向けてではなく、一人一人に伝えて下さっているのだと分かり嬉しかったです。今後スタサプを利用する際に、いつもと違った姿勢で学べるのではないかと思います。とても貴重なお話をありがとうございました。(7組女子)

●自分はこれまで「良い成績を取りたいから、進学したいから」という理由で勉強をしていました。今回の講演を聞いて、授業を「ただ勉強をする」という目的で完結させるのではなく、「それぞれの授業を通して何を学び、活用していくのか」が大事であると知りました。これからは、勉強をする意味を改めて考えていこうと思いました。(8組男子)