『デフ・ヴォイス』の丸山正樹氏による講演会が開かれました

 7月11日(月)、作家の丸山正樹氏をお迎えして、

文化講演会が開催されました。


みなさんが1年生になりたての1学期、

丸山氏の『デフ・ヴォイス』が課題図書に出ましたので、

「丸山正樹」という名前に見覚えのある人も多いのではないでしょうか。



今から6年ほど前、初めてこの『デフ・ヴォイス』を課題図書にしました。

この小説を読んだ中杉の生徒がtwitterに、

これすごい!おもしろい!と書き込んだところ、

それを目にした丸山氏が中杉で『デフ・ヴォイス』が課題図書になっていることを知り、

それがご縁となって、講演会が実現することとなりました。


自分が読んで感動した小説の産みの親が、目の前でその小説について語る、

そのことに生徒も保護者の方も教員も、みな一様に高揚し、

丸山氏の言葉を聞き漏らすまいと熱心に耳を傾けていました。



生徒からも描写と心理の関係や、どのようにすれば小説が書けるのか、

あるいは聾者との接し方などについて質問が相次ぎ、

非常に充実した講演会となりました。


講演会終了後にはサイン会も開かれ、生徒のみならず、教員まで長蛇の列をなし、
著者のサイン入り本を手にみな大喜び、一生の宝物になりました。