マレーシア研修〜前半〜

 昨年末12月25日~29日にかけて、58期と59期生およそ30名が、マレーシア研修に行ってきました🇲🇾
(土曜講座『グローバルスタディーズ〜マレーシアで学ぶ多文化共生社会〜』を通じて半年間かけて学習してきたことを、現地で実際に見て学ぶ研修です。)
その様子を、前半・後半に分けて59期生の2人にレポートしてもらいました!
まずは、4組のTさんによる前半編をお楽しみください。

【1日目】

朝8時成田空港に集合。

(私は初めての成田空港だったため、もうすでにワクワクしています!)

マレーシア航空の機内では、陽気な音楽とダンスの案内動画が流れていました。面白い!



機内食は”Chicken or fish??”

容赦ない英語にドキドキしながら、おいしい昼食をいただきました。

バターにはハラルマークが!!

皆さんは「ハラル」をご存じですか。私たちは研修3日目に詳しく学んできました!


約7時間のフライト後、クアラルンプール国際空港【KLIA】に到着!

とても広く、空港内に鉄道や森まであります。

クリスマスは祝日のためか空港の方がなかなか仕事をしてくれず、入国までかなり時間がかかりました。笑

(引率のO先生)


道路も渋滞していて夕食の中華レストランに着いたのは21時過ぎでした。 

円卓で永遠に出てくる中華料理。

みんな眠そうです。

マレーシアは多民族国家であり、マレー系70%、中華系22%、インド系7% の方々が住んでいます。

中華料理は口に合いそうで安心しました。


夜景を見つつSERI PACIFIC HOTELに到着!

研修中ずっとクリスマスの装飾がされていました。いつまでもクリスマス気分。笑

【2日目】

朝食はビュッフェスタイル。

特に自分でゆでた麺とクロワッサンが美味しかったです。

2日目の午前はカンポン(マレー語で田舎・村の意)に行きました。

街中の道路は舗装されているように見えますが、揺れがひどく乗り物酔いに注意です。平面ではなく立体構造で入り組んでいる道路で、車社会を実感しました。

カンポンに近づくにつれバスの揺れも大きくなっていきます、、。


着いたら村長に挨拶して、様々な農地に連れて行ってもらいました。

竹林には映えスポット?も!!


他にも、パーム油、コーヒー、ゴムの木などを間近で見ました。

ツアーガイドのトニーさんは明るくて人気!

(←ガイドさんに言われてココナッツを蹴ってみるSくん。ガチで足痛い。)



パーム油を使ったポテトチップスを買うことができます。家庭科の授業でパーム油栽培について触れたため、いろいろ考えさせられました。


マレーシアリンギッドのお札はカラフルでキレイ!使うのがもったいないほど…。

     

その後、班に分かれて各家庭へ訪問しました。

英語で自己紹介をした後、昼食をいただきました。

私の伺った家庭では手を使って食べました!

イスラム教では左手は不浄とされているため、右手を使います。食事は大変おいしいのですが手を使うのは食べにくく、時間がかかりました。特に手に乗せたお米を上から食べるのか、下から吸って食べるのか、格闘しました。笑

食後、マレーシアの伝統的な遊び「チョンカ」をしながら、ホストの夫婦とお話をしました。マレーシアの方は複数言語話せる方が多く、夫婦間の会話はマレー語、私たちとは英語、と使い分けていました。(他の家庭ではマレー語しか話せず、コミュニケーションに苦労したところもあったそうですが、、)

マレーシアの教育について調べていたため、”May I ask you some questions?”と質問したところ、快く答えてくださいました。なんともともと教師だったそうで、写真をたくさん見せていただき貴重なお話を聞けました。

 

服装について質問した後、ご厚意で伝統衣装を試着させてもらいました。

自分から積極的に動くことで相手にも受け入れてもらいやすくなることを感じました!!

とても優しく接してくださり、別れるのが惜しかったです。バスに乗った後も手をずっと振ってくれました。(手を振るのや握手も右手です。)

本当にありがとうございました!


午後は「バティック染め」の体験をしました。

布に下書きをした後、ペンのような容器に入った熱々の蝋でなぞります。蝋で防染されていない場所に染料と水をたらし、グラデーションを描きます。(今回はここまでを体験しました。)その後、布をお湯で煮て蝋を落とすそうです。「ろうけつ染め」とも呼ばれます。

下絵はありましたが、デザインは自由だったため飼っているカメを描きました。(生物のM先生と同じ「かめ吉」です。笑)


工房にはショップも併設されており、お土産を購入できます。


完成!!

空港で完成品をいただきました。飾れるようになっています。


この日は夕食もマレーシア料理!
ランチの家庭的なマレー料理とは少し違います。


ホテルに着いた後、自由時間に向かいのショッピングモールを探索!!日本のお店も多々あります。まねきねことか、そのまんま。笑

 

スーパーで買い物をしてホテルでお菓子パーティーです!!

”Do you need a plastic bag?”が聞き取れず焦りました。笑


ショッピングモールはカラフルで楽しくなります!

カラフルなカップケーキは大味でしたが、、見た目で楽しめる!!          


【3日目】


ハラル開発公社(HDC)を訪問しました。

ハラルについての講義を聴き、クイズもありました!

全編英語のため、正直なにを言っているかわからない時もありましたが、テーブルに一人ついてくれる担当のAneesaさんに逐一教えてもらい理解できました。HARAM(ハラム)とNajs(ナジス)の違いは何か、という質問にも丁寧に答えてくださいました。

最後には認定証をいただいたので、他の人にハラルについて説明できるくらい詳しく覚えておきたいです。

(分厚いテキストでみっちり学習)


昼食はハラル料理をふるまっていただきました。マレーシアで出る料理はふとした瞬間に激辛なので怖いです。


午後は「B&Sプログラム」で、現地の大学生2人と一緒に、クアラルンプール市内をグループで回ります。

現地の大学生は、こちらの希望を聞きつつ、おすすめのスポットに案内してくれました。

移動は電車。切符ではなくコインをピッ!日本よりエコですね。

まずはメインスポットのCENTRAL MARKET へ。個性的なお土産が購入できます。

その後、近くのチャイナタウンに行きました。

歩いて行ったのですが、車道を渡るとき全く車が止まってくれず驚きました。まさに車優先社会。

歩行者は歩行者で赤信号でも渡るのでどっちもどっちですが。笑

(「果実の王様」↑ドリアン)

チャイナタウンでは異様な雰囲気が漂ってきます。ドリアンです。「匂いきついね。」と(英語で)言うと、大学生が「一昨日食べたよ!」と写真を見せてくれました。日本でいう納豆的存在??



電車を乗り継ぎ、次は私たちが行きたかった本屋へ。日本と異なるのは、中国語と英語二つのコーナーがあること。英語が話せるマレーシア人と話せない日本人の違いがわかったような気がします。

日本と同じように、参考書や絵本、浮世絵の本など様々な本がありました。


大学生2人は中国語も話せるため、『はらぺこあおむし』の中国語ver.の読み方を教えてもらいました。

街の人とは、基本的にマレー語を話せる人同士はマレー語で話している感じがしました。

大学生のうち、男性の方は、簡単な日本語もできて4か国語も操れる!来年日本に留学するそうです。日本に興味を持ってくれるととても嬉しいですね!

タピオカで休憩↑



「DON DON DONKI」にも行きました。(ドンキホーテではないです!店内の曲も、どんどんっどんきっ♪)

日本からの輸入お菓子、化粧品、フルーツなどがびっしり並んでいます。値段が、高い…。



時間がないので早歩きでクアラルンプールのシンボル、ツインタワーへ。大きなツリーが飾ってありました。(27日もクリスマス!!)

このB&Sプログラムはほんの数時間でしたが、とても楽しく過ごせました。以前より英語を使うことに抵抗がなくなったように思えます。それもなんとかつたない英語を汲み取ろうとしてくれた大学生のおかげです!



ありがとうございました!!

日本に来るときはぜひ声をかけてください。またお会いしましょう!



4日目以降も素晴らしい経験ができました、、(後半のA君へバトンタッチ!)


マレーシア研修全体を通して、、、

事前学習ではわからなかったマレーシアの良さを存分に体験できました。人柄も街並みもよく、過ごしやすさを感じられます。多様な民族が共存しており、見習うところがたくさんありました。この5日間は本当に貴重な経験ばかりでした。

それと共に、初めて海外に行って改めて日本の良さを再認識しました。日本食が恋しくなるの早っ!て思いました。笑 トイレもマレーシアはトイレットペーパーが無く、水で洗うところもあります。

清潔で時間にきっちりしていて(きっちりしすぎ?)歩行者に優しいのが日本の良いところです!!

今後ターム留学など海外へ行く機会が多々あると思いますが、日本についてもっと知ってから海外について学びたい、そうすればより両方の良い点がわかるのでは!と感じました。


最後に

企画してくださった先生方、マレーシアで関わったすべての方々、一緒に学んだ中杉生、

ありがとうございました!