校内PBL研究発表会

今日のLHRは「校内PBL研究発表会」です。
PBLとは、”Project Based Learning"の略で、自ら計画し、問いを立て、根拠を探し、結論を導き出し、さらにその成果をもって人々に働きかける。いわゆる「探究学習」の核にあたるものをPBLといいます。

一つ目の発表は、宮村歩実さんの「臓器移植の啓発活動 ―行動変容ステージモデルとナッジの観点から―」です。
海外とは異なり、日本ではなかなか浸透していかない臓器移植ですが、その啓発活動をどのように評価し、その評価をふまえどのようにして人々の行動を臓器移植へと導いていくのか。それを行動変容ステージモデルとナッジという概念を使って分析、提言したのが今回の発表です。

続いて二つ目の発表は、藏本怜華さんによる「杉並区のふるさと納税 —『顔のある犠牲者効果』を利用する―」です。
納税者がいろいろな返礼品をもらえるふるさと納税は、多くの人が利用する一方で、住民税の流出が多くの自治体で問題となっています。その流出をどのように食い止めるのかを、「顔のある犠牲者効果」という分析装置を使って考察したのが今回の論文です。

先輩の発表にすごい!と感心する人、自分はこんなの書けるかな、と不安に思う人、みんな様々なようです。

続く発表者インタビューでは、どうやってテーマを決めたのか、何が大変だったのかというお話がありました。
優秀論文を書いた先輩でも、最初は全然うまくいかなかったのですね。


さあ、今度はみなさんの番です。来年の今頃、下級生の前で発表しているのはあなたかもしれません!