PBL(Project Based Learning)発表会

今日のPBL発表会では、3年生の卒業論文優秀者の発表と、1年生のビジネスグランプリ入賞者の発表を聞きました。

一人目の発表は、小学校の国語教科書に載っている「白いぼうし」の教材としての可能性に言及したものです。
「教室」という場で半ば強要されてきたかのような「読み」が、作品「白いぼうし」の一面に過ぎず、より多様な読みの可能性があることを指摘しました。

二人目の発表は、利用者にとってよりよい図書館を目指すならば、どのような対策が有効であるか、について言及したものです。
「満足度」だけではなく「期待度」という指標を使用することによって、利用者のニーズを的確に捉えることができることを論じました。これは読書離れ、ひいては図書館に対して懐疑的な眼が向けられることがある現在、図書館の展望を示すことになります。
フロアの一年生からの「テーマの選び方」、「大変なことは何か」などの質問にも答えてもらいました。

三番目の発表は、以前こちらのブログでも紹介した、1年生3人による「高校生ビジネスグランプリ」の入賞作品です。
コロナ禍にあって、売り上げが減少した企業とタイアップし、売り上げに貢献しようというビジネスプランを提案しました。
実際に生協で売り出しますので、興味のある人はぜひ手にとってご覧ください。
自分で「問い」を立てることはとても難しいです。「問い」はどこにでも転がってはいますが、社会に対する関心とそれを学問にするための知識が必要だからです。
さて、2年後この場に立って、後輩に卒論を発表するのは誰でしょうか?楽しみですね。